2003年の夏も真っ盛りの今週(7月第2週現在)、アメリカ連邦政府の最新研究の発表結果によりますと、西暦2000年に生まれた米国内の子供達の実に3人に1人は将来糖尿病を患うことになり、人種別に分類すれば、ヒスパニック系の子供達だと、何と2人に1人という割合にまで上がることが判明しました。
私達が住んでいるハワイは、コオラウ山脈から流れ出る美味しい水、全米で最も空気のきれいな都市ベスト20入りするきれいな空気、そして年中温暖な気候に恵まれ、「病気」というイメージからはほど遠い、最も天国に近い現代の楽園であります。 ところが、キャプテン・クックが上陸する前のハワイアンには皆無だった「糖尿病」や「心臓疾患」の発病率は現在では本土レベルと何ら変わらず、むしろ肥満に悩む人口の多いことは、全米の水準以上です。 現代の人間が無病息災、いわゆるdisease-free でいられるためには、やはり「ただ自然体でいればよい」という70年代のヒッピーのような構えではいかなくなりました。何故なら現代の食生活をするからには、かなりの日頃からの努力と切磋琢磨が必要だからです。
ハリウッドのセレブと言われる人達は一見優雅なドレスに身をつつみ、アルコールと美食に日常を過ごすライススタイルのように見られがちですが、アカデミー主演女優賞まで受賞したある有名女優は、癌家系であることからも、彼女は日頃から菜食中心の食事をするために専門のシェフと共にロケに向かい、食事だけでなく、サプリメントについての専門的知識や、運動、精神面でのケアなど、それこそ彼女のためにチームが形成されるほどだということです。
我々一般市民は、そのような「チーム」を雇う事はできませんし、専用シェフの料理を食べる事も毎日という訳にはいきません。 しかし、自分の健康を向上させ、維持させ、それを継続させ尚且つ次世代、つまり3人に一人は糖尿病になる、と宣告されてしまった子供たちにもつなげていくには、必死の努力が必要ですし、又、可能であるということです。
同じようにダイエットについても、それなりの結果を出すためにはかなりの努力と信仰にも似た、信念が必要となります。自分自身の事はよくわかっているつもりでも、自分の内臓の中を覗くことができるわけではありません。それと同様に、自分自身の体調はよく把握しているようでも、気がついた時にはもう手の届かない所にいってしまっていた…などということにならないようにしたいものです。
これから数回に分けて、自分達が健康であり、そして私たちの未来が拓けるような、より進んだアメリカンライフを送る為に、最新の情報を提供ができましたら至福の喜びであります。 これから皆様と共に学び、喜びをともにしたいと考えております。
<著者>
柳(ゆう)エレナ
栄養学博士、鈴木真の長女としてカリフォルニア州ロサンジェルスに生まれる。 日本女子大学文学部社会福祉学科(老人学専門)卒
ハワイ大学翻訳学科修了。 現在、コロラド州アメリカン・ヘルス・サイエンス大学にてCN(米国公認栄養学士)資格取得中。