ー(ろくはらみつ)ー
『盛和塾』のテーマ
京都には地名で「六波羅」という所があり、そこには平 清盛の彫像がある六波羅蜜寺があります。清盛を見てみたいので行ったことがありましたが六波羅の意味も知りませんでした。今年は私なりに「六波羅蜜」を勉強して三つのテーマを推進したいと思っているのです。
先月のお正月号にはアメリカの終焉と思われるような大きな時代の転換がやってきたことに対し、その心の準備と秘かな決意について書きました。これからの数年は文字通り混迷の闇夜のトンネルを通り抜けるように走り続けなければならないと思うのです。
そして、何年間かの闇夜の疾走が終ってトンネルを通り抜けた時、世界は劇的に変動している筈です。新しいワールドオーダーが出来上がるからです。その生命を賭けた疾走を支えるエネルギーとなるものは何なのか。それは決してノーベル賞の経済学でもなく、何やらウサン臭い地球温暖化技術でもなく、もっと人間の心を包み込んで決して離さないものだ、と思ったのです。それがお正月号に触れたアシジのフランシスコの言葉『野の花のように美しく咲きなさい。人に愛を与えなさい』という哲学です。男でも、女でも、若くとも、老いても野の花のように咲くことはできる筈です。人に愛を与えることもできる筈です。そして、今日極めて身近なところにこの哲学を既に実践しているご兄弟にお会いすることができました。
そのご兄弟は読者の皆さんもよくご存知のマルカイ・コーポレーションの社長でロスアンゼルスの5店舗を統轄しているお兄さんの松 秀二郎さんであり、ハワイ店2店を運営されている弟さんの副社長・リチャードさんです。私はこんな素敵なご兄弟がいらっしゃることを全く知りませんでした。
そして、このご兄弟の経営者の哲学は実は京都発祥の世界企業「京セラ」の創始者、稲盛和夫氏の5年間に及ぶ薫陶によるものだと知り二度驚きました。
稲盛和夫氏はその業績から日本のみならず広く世界に信奉者を持つ指導者として有名だからです。
しかも、ロスアンゼルス在住の松秀二郎社長は、全くのボランティアで昨年暮と今年一月の二度にわたってハワイにおいでになり稲盛和夫氏のハワイ支部ともいうべき「ハワイ盛和塾」の発足準備に奔走され、私たちにも声をかけていただきました。盛和塾は、日本では約4000名の会員がおり、アメリカ本土にもニューヨーク、ロスアンゼルスそしてシリコンバレーの3市に経営者ばかりが集まって稲盛哲学の勉強会が開かれているそうです。松 秀二朗氏のご尽力で将来ハワイにも支部が開かれることができれば非常によろこばしいことだと思います。
今月の、このヘルシートークのタイトルを「六波羅蜜」としたのも、稲盛和夫氏の長い経営者精神の支えとなってきたお釈迦様の言葉が六波羅蜜だったからです。稲盛さんの言葉をそのまま引用します。「六波羅蜜とは布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智恵のことです。この六つのことにつとめれば心が磨かれ、人間性が高まり、人生がうまくいき、さらに悟りをひらき、死んだのちも極楽浄土に往生できます。」というのです。
布施とは他人のために尽くすこと。持戒とは人間として何が正しいかという戒律を守ること。忍辱は文字通り堪え忍ぶこと。
精進は一生懸命に働くこと。禅定とは座禅を組むことですが、座禅を組まなくとも静かに考えなさい、ということと考えてもよいでしょう。そして、智恵ですが、これら5つのことに努めれば、智恵が出てくる、とお釈迦様が説いているわけです。
稲盛和夫氏の経営者精神が現代流行の「市場原理」でもなく、「マーケティング」でもなく「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩、発展に責献する」という位置づけで売上4兆円という企業を作り上げたのです。その経営のコンセプトは六波羅蜜だったということは日本人としても誇るべきことだと思います。来る5月には稲盛和夫氏のハワイ講演会も予定されています。
盛和塾のハワイ設立はマルカイ・ロスアンゼルス社長の松 秀二郎さんが中心となって準備段階にありますが、今回その準備事務局が決まりました。ご用の方はバベル・コーポレーション社ジョンソン・孝江さん(946-3773)に電話してお聞きになって下さい。
『アスパラ・クラブ』のテーマ
昨年初夏にアスパラ・クラブを設立したいナァと痛切に思っていました。私も心にとめながら今は何もできないことを申しわけないと思っています。
何がアスパラなのか。それは『5月のアスパラガス』というタイトルで昨年書きましたように、古い昔、ギリシャ人のトルコ入殖者たちの間に生まれた民話が元になっている諺です。それは『4月のアスパラガスはまだ早いから私が食べる。最も栄養に満ちたアスパラガスは5月のアスパラガスだから夫にはこれを食べさせよう。6月のアスパラガスはもう古くて堅くなっているからロバに与えよう。』という諺で、夫婦愛のあるべき姿を教えているものです。夫婦の生き方は互いに支配しようとするものではなく、互いに従順であることが大切なのだ、ということです。私たちは知識を磨いて互いに助け合い、想いやる事です。一人ではやれないことも二人ならできる筈です。
KZOOラジオでこのことに触れましたら早速たくさんの方から入会希望が寄せられました。ただご留意いただきたいことは、こうした会員組織がセールスに利用されて名刺をバラまいたり、宗教の勧誘に利用されることです。これは禁止です。アスパラ・クラブの組織としての原則を申上げておきたいと思います。
・アスパラ・クラブは先ず第一に会員が互いに55歳以上であること。
・第二に会員は現在、既にエルダースの会員である方は会員費年間20ドル。新たにアスパラ・クラブの会員になられる方は年間50ドルが必要です。
・第三に入会登録者には洩れなくエルダースの画期的な美容若返り乳液『GH3 Rejuv Crème』1オンス入り@$49.95を無料進呈します。
・第四に設立に先立ち10名程度の世話人会を作り、会則や活動方針を決めたいと思います。
・第五にアスパラ・クラブの入会は限定して行きたいと思いますので暫らくはエルダース会員の紹介による希望者のみにしたいと思っています。
・第六は会員は既婚者、独身を問いません。また、アスパラ・クラブの大きな目的は何といっても会員相互の若さの維持(老化防止)と健康、そして親睦にあります。健康については老化によってうつ病になったり、認知症になったりすることを絶対に防がなければなりません。そのためには会員がお付合いの機会を増やし明るく知性を磨くことが効果的だといわれています。
アスパラ・クラブの発足に関しては、ロスアンゼルスのマルカイコーポレーション社長・松 秀二郎氏にも全面的にご協力のお約束をいただいております。
アスパラ・クラブが将来ロスアンゼルスにも親睦の輪をひろげて発展して行きますように努力したいと思っています。
アスパラ・クラブは老化を防ぎ若々しい人生を送るための努力の会です。その努力は誰にも負けないものでなくてはなりません。会員の一人一人は生活者として常に謙虚であることや、生きていることに感謝する心がマナーや礼儀の向上につながります。
アスパラ・クラブの事務局は当面はエルダース本社のスタッフが代行します。詳しくはどうぞエルダースインターナショナル(949-2920)におたずね下さい。第一回アスパラ・クラブは2月21日(土)午前11時・シェラトン プリンセス カイウラニで開催されます。
『心臓』についてのテーマ
今年は心臓と動脈硬化を真正面にとらえて私は新製品M10-8カルディオを発売します。それはアメリカの死亡原因No. 1だからです。
その原因物質はホモシステイン(Homocystein)と呼ばれる血中蛋白質なのですが一般には余り聞いたこともないし、何故か医師の口からも出ない単語です。私個人は世間一般にもっと、もっと人の口にのぼるようになることを願っているのです。
それだけこのホモシステインが恐ろしい物質だからです。血液検査のチャンスがあれば自分のホモシステイン・レベルはどの位か一度あなたのホームドクターに聞いてみて下さい。ホモシステインが注目を浴びるようになったのは1933年のある日、マッサチュ―セッツの8才の男の子が病院に運び込まれました。頭痛を訴え、眠っては嘔吐を繰り返し伝染病の症状もないのに血圧は上昇し状態は悪化して三日後に死亡した、という実際の出来事がありました。死後専門医の解剖によってその死因が「動脈硬化」によるものと判定されたのです。この実話がニューイングランド ジャーナル オブ メディスン誌に発表されたことから、心臓発作というのものが老人病ではなくわずか8才の子供にも起こるのだというセンセーショナルな事件として注目を浴びたことによります。
この事件を追及して報道したのは、ライナス・ポーリングの機能性治療薬賞を受賞したキルマー・マッカリー博士でした。その詳細はアンドリュー・ワイル博士の序文と共に「ホモシステイン革命」と題する著書で1997年発表されました。
ところがホモシステインの血中濃度が高まればわたしたちが動脈硬化や心臓発作が誘発されるという世界の常識がどうもそれだけではなくもっともっと恐ろしい病気の原因になるということがわかってきたのです。
ホモシステインの上昇は次のような結果を招きます。
1. 死亡率が増大すること。
2. 急性の要バイパス(冠状動脈)手術が増加する。
3. 心臓発作が増加する。
4. 高血圧症の危機がやってくる。
5. 痴呆症、認知症が急増する。
6. 糖尿病の原因になる。
7. ガンの原因になる。
8. 腎臓不全の原因になる。
それでは、どんな原因でホモシステンが上昇するのか。
一般的には加齢(老化)が背景要因と考えられるが今日では子供でも起りうる、ということ。タバコ、コーヒー、飲酒などのライフスタイルに余程の注意が必要です。
しかし、何といっても毎日の食事の影響が大きいでしょう。これも一般論ですがフルーツ、野菜類を食べない人、栄養補助食品、特に葉酸、B6 B12を摂っていない人は要注意。プロテイン類のとりすぎは要注意(メチオニン含有)。
又、現在糖尿病の人、リュウマチの人、関節炎の人、胃腸病の人また、長い間いろいろな薬品を摂っている人などはホモシステインの上昇に要注意です。
さて、心臓と血液循環のためにはすでにM10-8 フォーエバーヤングを発売して来ました。そして、このたびは心臓と動脈硬化、血圧、中性脂肪、コレステロールの摘正値維持をターゲットにTMG(ベタイン アンハイドロス)500mg、特許・ディメチルグリシン200mgを中心にして葉酸、ビタミンB6、B12など必要な栄養素を網羅してM10-8カルディオ(Cardio)を発売いたしました。このM10-8カルディオによって血中のホモシステインレベルを抑え込むことができるからです。
六波羅蜜の哲学を支えとして今年はここに書きました3つのテーマを静かに遂行して参ります。