人の遺伝子、国の遺伝子 - すべての病の原因:「遺伝子の損傷」は治るか -(2006年7月)

07/01/2006
by Elders International

病いというものは、言ってみればすべて遺伝子(DNA)の損傷だ、といわれます。そこから遺伝子治療などという言葉が飛び交うことになるのですが、損傷したDNAを取替えたり、組替えたりすることは人間に限って成功したという話は聞いたことがありません。

最初から難しそうな話題で恐縮ですが、人間の身体は60兆個の細胞からできていることはよく言われます。その細胞の一つ一つにそれぞれ核があり、核の中には染色体があり、その染色体の中に遺伝子情報が記されている遺伝子、即ちDNA(Deoxyribo Nucleic Acid)が保存されているわけです。このDNAは、半分は精子を通じて父親から、もう半分は卵子を通じて母親から受け継ぎます。

子供のDNAはすべて父親と母親から引継がれるわけですから、ほんとうに血縁関係があれば子供は母親、父親の両者と同じ遺伝情報(即ち、塩基配列という)を持っているわけです。

この遺伝情報は単に親子関係ばかりではありません。何代にも渉って伝達され、永遠に続いて行きます。消し去ることができないのです。

そこで、ある日本の女性タレントのDNAをコンピューター追跡することによって、何千年前かの先祖8人までに絞り込んでゆくという驚くべきTV番組が放映されたことがありました。

そして、更に驚いたことは、その8人の中の1人がカザフスタンの山村に元気に生存していたことです。お顔もよく似ていたのです。私にとって非常に衝撃的だったこのTV番組については残念ながらその後何ら聞いておりませんが、この日本の若い女性のDNAのルーツが遠くカザフスタンにあったということは一体どんな意味を持っているかを考えてみたのです。それは特定の一人の女性のDNAのルーツを超えて、集団としての日本人か、その祖先がとりも直さずシルクロードの大陸ルートを経てやってきたという国家の起源、言ってみれば国家のDNAに系わる問題を孕んで(はらんで)いるのです。

第二次世界大戦前、古代オリエント研究者としても知られていた日本の皇族Mはシルクロードの古都の、ある有名なユダヤ教会を訪ね「私は皇族として幼少の頃から日本の皇族のルーツはペルシャ(シュメール)にあるのだと聞かされて育ちました。あなたはラビとして大変博学ときいて来ました。何かご存知でしたらどんなことでもよいから教えていただけまいか。」と尋ねたという話が今日に伝わっています。

事実、日本の皇族の神社ともいえる伊勢神宮には、本宮、内宮、外宮とそれぞれ別々の3つの家紋があり、それら3つともすべてが古代ペルシャの王宮の家紋と全く同じであり、今も遺跡に残っているといわれます。家紋ばかりではありません。伊勢神宮のご神体とされる古代鏡があってそれは歴代天皇と極く近親の者しか見ることは許されないのだそうです。ある時、この皇族Mに有名記者が尋ねたそうです。「宮様はその鏡をご覧になれている筈ですが、聞くところによりますと、鏡の裏には古代ペルシャ語で“私は私である”と書かれているとのこと。宮様はそれをご存知ですね。」と。

因みに皇族Mは現在もご存命です。彼は答えました。「鏡を見たとも見てないとも言えませんし、鏡の裏にそのような文字が書かれてあったとか無かったとかも言えません。」

日本の全国には天皇陵といわれる巨大古墳が散在していますが天皇家の意志なのか、宮内庁の規制はこの古墳ですら公開しようとはしません。日本の国家の遺伝子の中に記されているべき一切の情報は秘匿(ひとく)されたまま2660年が過ぎたのです。国民にとってこんな大切なことが知らされないという国は一部の共産国以外、世界中どこにもありません。遺伝子情報を隠しておいて天皇家の繁栄を願う歌「君が代」を歌わないという理由で学校の先生を罰したり、法律をもって愛国心を要求しようとする国は世界中どこにもありません。そんなに遺伝子の情報公開を頑なに秘匿し続ける理由は何なのでしょうか。私は遺伝子情報に連続性がないのではないか、或るいはまた永い歴史の途上で何度か“遺伝子組替え”が行われたからではないか、墳基の公開はそうした数々の疑念を白日の下に曝け出す結果になるのではないか、しかし、たとえどのような結果になろうとも真実の解明なしに、そして国民が自分の国のDNAを知らずに国家や国民のアイデンティティは決して確立されることはないでしょう。

戦前の私たちが受けてきた歴史教育は歴史教育ではなく日本のDNAを神格化しようとした神格化教育でした。その神格化教育の犠牲者こそ300万人に及ぶ戦死者なのです。高天原に天から降った神によって国が始ったのではありません。

天空から降りなくとも現に古代人が残した岩窟の線刻画などから、大型の帆船7隻の船団として画かれていたりする遺跡は九州、山口、伊勢、そして北は鹿島へと海のシルクロードを経て彼等は日本にやってきていたのです。私たちの日本のDNAは古代ペルシャ(現在のイラン)にあるというのはこうした理由によります。イランは今日、核開発によって米国から激しい指弾を浴びているわけですが、それはイランのDNAとアメリカのDNAが真向から対立するからです。それではアメリカという国の遺伝子はどんなDNAを持っているのか、について私が私淑(ししゅく)した故エイブ・シュックマン博士から教えられたことを記すことにします。

アメリカはわずか250年の歴史しか持ちませんが、この国を発見したコロンブスという名のユダヤ人によってユダヤの遺伝子を受け継ぐことになったというのです。ロックフェラー財閥をはじめとする経済界、リンカーン大統領に代表される歴代の政界、テレビ、新聞などのすべてのマスコミなど、アメリカはユダヤ人のDNAを持つ国家としてイスラエルとの強固な同盟を結び、イラン、イラクなどの中東諸国が敵対視するのはDNAの決定的な違いによるものといえるのです。すなわち、彼等から見てアメリカこそがイスラエルと同じDNAを持つ国だというのです。コロンビア大学ビジネススクールで“国家的財産”とまでいわれたシュックマン教授自身ユダヤ人でしたから殊更印象深い話でした。

DNA研究はDDBJというデータベースを持つ日本、GenBankアメリカ、EMBLヨーロッパと相互ネットワークがあり世界の研究者が自由に利用できるようになっています。国家のDNAの損傷を癒す方法は残念ながら知りませんが人間のDNAの損傷は工業化による空気、水、食品、薬害などのさまざまな汚染からストレスまでますます拡大しています。人間に関する限り損傷を修復する方法は遺伝子操作や薬品で成功した例はなく、ただひたすらに規則正しい食生活を通して安全で、完全な栄養補給によってのみ可能なのです。例えば私たちがもう食べなくなってしまったサケやタラの白子はDNAの宝庫ですし、また豊かな酵素群:M10-8PA(天使のパン)の開発目的もここにあったのです。健康なDNAこそ不老長寿そのものなのです。

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