ガンにならない食事(1999年3月)

03/01/1999
by Elders International

ガンにかからぬようにする食事は、一口に言って穀菜食。穀物類と野菜を中心にたべることです。私たちは砂糖や脂肪のとりすぎ、加工食品(調理済)の食べすぎや外食に頼りがちです。

(1)牛肉、豚、チキン、魚を極力たべない。
これらは、ダイオキシンやP.C.B他の発ガン物質が多く含まれています。これらの物質は抗がん耐性を弱め、遺伝子の突然変異のひきがねになります。

(2)野菜はよく洗う。
安全な野菜用洗剤で洗うか、有機栽培の野菜を選ぶ。

(3)もっと水をのむ。
1日コップ7〜8杯浄水をのむ。(浄水器を使う)水は発ガン物質を洗い流す役目をする。

(4)繊維質をもっととる。
新鮮な野菜、果物、全粒穀物をとる。繊維は大腸から糞便をよく排泄し、発ガン性物質をとりのぞく役目を果すからだ。繊維は植物性のみではない。たとえばM10-8は、貴重な食用の動物性繊維として注目を浴びているのは腸内の善玉菌を増やして有毒な悪玉菌を殺すことによって著しく人間の免疫力を強くするからなのです。

(5)加工食品はさける。
ポテトチップスや焼いたり、フライした食べ物は、大量の脂肪、白砂糖、ナトリウムが使われており、これらの物質は、少なくとも動物実験では発ガン物質だと確認されているのです。ガンにならない食事―――という観点から云えば、野菜、果物、全粒穀物は最高なのですが、次に挙げる8つの食品は天然の抗がん物質を含有しており、毎日欠かさず食べることが望ましい。(6)オニオンとガーリック。
両方共が硫黄化合物を含有するため、本来活性酸素のダメージを防ぐ力があり、これが抗がん作用の第一歩でしょう。第2にオニオンもガーリックもニトロサミンの合成を防ぐ力があります。ニトロサミンのような強い発ガン物質は通常、塩漬けや薫製、乾燥された肉類に含まれ、硝酸など胃の中で発ガン物質となる恐れがあるのです。

(7)十字架野菜をとる。
私は、この野菜の重要性を過去10年にわたって「P.H.B.」という名前で十字架野菜群を中心にした20種の野菜とハーブのパウダーを製造し販売してきましたが、なかなか皆様の理解を得るのには苦労しました。しかし、この十字架野菜群こそはグルコシノレートという強力な抗ガン物質が豊富に含まれているのです。(ブロッコリ、カリフラワー、キャベツ、芽キャベツなど)

(8)ナッツと種子。
腫瘍が成長するためには毛細血管を増殖させてそこから栄養分として血流をとりこむわけですが、ナッツや種子には毛細血管が増殖しないように抑える抑制因子としての酵素が含まれています。

(9)全粒穀物を食べる。
オート麦、小麦など全粒穀物に含まれる繊維はさまざまなガン因子を隔離したり排除する要素になります。当社の新製品「ザ・ミッシング・リンク」の主要成分である亜麻仁種子やライ麦、アワ、などにはLIGNANSと呼ばれるエストロゲンのような働きをする物質が含まれており、乳癌や悪性腫瘍を阻む効果があります。

(10)豆類を食べる。
豆類には繊維やサポニンが豊富でこれらは腫瘍の増殖を阻止する力があり、大豆は特に有効な抗がん食品なのです。

(11)フルーツを食べる。
果物にはビタミンCという抗酸化栄養素の他にもモノテルピンやグルタチオンといった抗ガン物質が含まれているし、ブラックベリー、ストロベリー、ラズベリーなどにはエラグ酸という発ガン物質を抑えこんだり、不活性化させる成分が含まれています。

(12)トマト。
トマトはその赤味成分であるリコピンが注目されています。リコピンは発ガン物質を抑え込んだり、前立腺ガンには特別に効果があります。特に重要なことは、生のトマトよりもリコピンが調理されたトマトの方が吸収されやすいことです。

(13)人参、パセリ、セロリやハーブ類のクミン、アニス、キャラウエイ、コリアンダーなどはすべて秀れた成分に恵まれたものばかりです。

(健康なるほどリポート)第1回は、カリフオルニア大学サンタバーバラの
J.ロバート・ハーサリルの「Eat to Beat Cancer」の内容を中心に一部
エルダース栄養科学研究所の製品と関連させて書かれました。

Comments

No posts found

Write a review