緑色の骨(1998年5月)

05/01/1998
by Elders International

大抵の人は死んで骨になったとき、その骨がグリーンカラーです。骨が「白骨」といわれたのは昔話になりました。程度の差こそあれ、薄みどりか濃い緑色を呈している人骨は普通のことだと言われます。
なぜでしょうか。
それは、生前永い間薬を常用したからだと葬儀場の人は言うのです。
つまり、病気で薬漬けになっていた人は文字通り骨まで浸透した薬物によって汚染されてしまっていることになります。
人間は死んで土に還るといいますが。この緑色に汚染された骨はどんな土になるのでしょうか。
研究材料の一つとして、私は先日もアメリカのドクターが開発した栄養剤を買い求めてみました。そのパッケージといい、添付されているパンフレットもカラー印刷で豪華なものです。
特に、説明文には大きな活字で「ビジネスマンが作った栄養剤ではありません。ドクターが開発したものです」と。ドクターが開発したものなら、逆に、心ある人々はある種の危機を察知する時代なのです。焼かれて緑色と化した人骨がその危機を警告しているではありませんか。
薬物の汚染によって土壌は汚染され、土壌の汚染は農作物を汚染し、水を汚染し、牧草を汚染し、大自然の循環は遮断されたのです。とり返しがつきません。案の定、このドクター開発の栄養剤はたくさんの化合物が使われていました。薬物を日常使っている人は、特別その怖さに気付かないのです。
ビジネスマンにもピンからキリまであるでしょう。しかし、生命をかけて、資本も投下して経営に成功しようとするビジネスマンの方が時代の流れを鋭く観察していますし、人々が何を求めているかを良く知っているのです。「ビジネスマンの作った栄養剤はダメで、ドクターの作った栄養剤だから良いものだ」という思い上がりは、全米の医師の平均寿命が五十八歳であるという事実から見ても適正を欠いております。ヨーロッパの医師も平均寿命は六十歳だとあるオーストリアの医師から聞きました。
薬物汚染から身を守ることは、今日ではもう無理です。自分は自然志向だから、自分はマクロバイオテックを実践しているから、とかベジタリアンだから、どんな防衛手段を用いても結局何年かかの延命工作でしかないようです。それは、日本の場合、四百種類に及ぶ化学合成添加物はどんなに摂るまいと必死に防いでも、生きている限り体内に一日当たり合計11グラムも侵入してくるのです。一年で4キロ、10年で40キロ、生涯75年として三百キロもの添加物が堆積し、あるものは通過して行きます。添加物だけではありません。何かと言えばすぐ飲むドラッグ。そして、化学合成物から作られるビタミン類も例外ではないのです。こうして、私たちの骨は緑色を呈するに至るのです。もし霊魂というものが存在し、死後、霊魂が天に昇るものならば、滅びた肉体が地球を汚染しっぱなしにして行ってしまうのだろうか。私にはわかりません。わかっていることは、死後、白骨を残すために、言ってみれば私はキトサンの研究を続けているのです。きれいな白骨を残したい。悔いのない人生を健康に生きたいという証でもあるわけです。

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