「この世に痩せ薬はない」
「私は何も食べていないのに肥るので困っています。うまく痩せる方法はないでしょうか。」という人が多い。しかし何も食べてないのに肥る筈はないので、真実はこういう人は食べているのだ。つまり嘘をついているわけだ。
私はといえば早朝必ず犬を連れて近くの公園まで歩く。そこで自分流の軽いストレッチをするぐらいのものだが、昔100キロを遥かにオーバーしていたデブも今は寄る年波には勝てず平均体重になって久しい。1周約500メートル程の小さな公園であるが、そこでは毎日凛々と10周もジョギングする女性がいる。凄いな、と思う。しかし、毎日見ているが不思議と余り痩せない。あんなに走ってもなぜ痩せないのだろうか。恐らく、うまく脂肪が排泄されていないからだ。 一方、毎日のテレビのヤラセ広告で裸同然で飛んだり、跳ねたりする女性が登場して「痩せる器材」を売る。飛んだり跳ねたりできそうもなくなった年寄りモデルは見るからに整形美容だらけの顔で、今度は「痩せるサプリメント」を売る。痩せれば私のようにきれいになるのよ、と言いたいのだろう。私のような低鼻短足(ていびたんそく)の日本人はどんなに手術をしても白人になれっこないし、大体なりたくもない。
しかし、最近はもうすっかりアメリカ人になったつもりの日本人が老若男女を問わずウヨウヨいる。だが社会の多くの人達はもっと真剣に健康上の不安から肥満を心配している。彼等はテレビのように飛んだり跳ねたりもしたくないし、さりとて美容整形を希んでいるわけでもなく、ただこの侭では間違いなく自分はメタボリック・シンドロームの烙印をおされてしまうと深刻に悩んでいる人が多いのだ。こうした真面目な方々のみに、いわば「痩せる方法」をお話したい。
アメリカでは125種の痩せるサプリメントが売れているといわれるが、これらは「何も食べないのに肥って困る」という嘘とは逆の嘘広告であろう。これがウソでなければいまだに街中にデブが溢れている説明が成り立たない。だから第一に知るべきは“馬鹿につける薬”や“やせる薬”なんか無いという事なのである。 しかし、人間は誰でも若ければ若い程、他人の忠告なんかに耳を貸さない。酒は良くないと言われても安酒を呑み、タバコは百害あって一利もないと聞かされても禁煙できない。
私自身も青年時代のアメリカ生活では殆ど昼食はハンバーガーとフライドポテト、コークだった。今、思い返してもゾッとする。
「若き日に何を為せしぞ、今泣く君は。」というアナトール・フランスの残した格言のようにメタボリック・シンドロームに向かって一直線に走っている自分に気付かなかった愚かな青春時代だったのだ。
世の大半の人は若い日の誤ちに気付かず人生の後半に至って初めて涙するのだ。
「脂肪からの逃走」
肥満大国アメリカ。街にはダイエット・フーズが溢れ、広告はヤセる治療法、ヤセる本。マスコミにはヤセ薬から手術、ヤセる体操、ヤセるドリンク、ヤセる器具、次から次へと売られている。
市場は2千億円とも3千億円ともいわれる。しかし、現実には肥満症は増加するばかりだ。人は裏切られても、裏切られても、今度こそはと信じてつい手を出してしまう。そして、薬も効かなかったし、ダイエット・フーズもかえって2倍食べてしまったりして皆んな半ば絶望しているのだ。
しかし、決して絶望することはない。他人の忠告に耳を貸さないのが人間というものだから他人の意見ではなく自分がいかに醜い姿をしているかを鏡でよくよく見て、自分が自分自身のポートフォリオを冷静に知ることが必要なのだ。世に「タバコは健康の敵だ」といわれて禁煙に踏切った人は一人もいないという。
しかし、私はある日、街角で路上の吸殻を拾って吸い出した浮浪者を偶然見て、その日、その瞬間から禁煙した。思えば決して自慢にならないハイスクールからの喫煙だった。20年も30年も続いた喫煙は、名も知らぬ浮浪者の余りにも惨めな、浅ましい姿を自分に投影した瞬間から永遠にストップできたのだった。そしてストップしてから喫煙がいかに恐しい害毒かを知ったくらいだ。毒だからストップしたのではない。他人様のご意見でもなかった。
肥満も同じことが言える。肥満の原因の第一は脂肪だと知らねばならない。だから実に脂肪こそ諸悪の根源なのだ。脂肪は単に醜悪な姿を人目に晒ず“肥満”となるだけではない。脂肪は高血圧、コレステロールから始まって、心臓病、高脂血症から癌までの危険を孕む(はらむ)ことを知るべきなのだ。だから脂肪の排除こそがこうしたさまざまな危険から逃走できる道なのだ。脂肪から逃げよう。
「脂肪とメタボリック症候群(血圧、コレステロール、癌、免疫、関節炎、糖尿)」
脂肪といえば恐いのは血圧だ。あなたが毎日食べるビーフ、ポーク、ラム、バター、ミルク、チーズ、卵。マーガリン、ヤシ油、そしてココナッツもチョコレートも強烈な飽和脂肪だ。これらが血流に入ってくる。すると赤血球とくっついて血流を妨害し血管内に層を作って推積するから酸素の吸収ができなくなり、それが強烈な胸の痛みや心臓アタックの原因となるのだ。
発作が起きなくとも毎日推積は積み重なって行く。コレステロールだ。 血管のトンネルの通路は細くなって心臓は血液を送り込むのにより荷重な作業が強いられる。だから血圧は上がるということだ。
コレステロールについて次のように憶えたらいい。総コレステロールは自分の年齢に100を加えた数以下に。60歳の人は60+100=160です。
LDL(悪いコレステロール)100以下
HDL(良いコレステロール) 55以上
中性脂肪(トリグリセライド)100以下であることだ。
30年前、米国政府は「癌はわたしたちの食べものと密接に関係する」と発表した。当時、それは画期的な出来事だった。この頃は私は日本でアメリカのサプリメント輸入自由化を目指してまだ厚生省と悪戦苦闘していた。日本政府は「癌は食べものとは無関係」という見解だったからだ。
私は今でも、この米国のNATIONAL ACADEMY OF SCEIENCEの公式発表に興奮した記憶が鮮明にある。その「食事と栄養と癌」と言う項目では「ある食品は癌の発生に明らかな関係がある」と断言したのだった。政府発表だけでない。色々な研究機関が次々と発表した。アメリカ医師協会ジャーナルは「脂肪と乳癌の因果関係」を支持すると発表したし、米国国立ガン協会は「もし脂肪摂取を減らしさえすれば25パーセントの乳癌発生は減らすことが出来る筈だ」と閉経後の女性について述べている。米国臨床栄養ジャーナルは諸外国のデーターから見てもガン死亡率と脂肪摂取の明らかな関係を指摘している。
大腸ガンについては88,751人の34歳〜59歳の女性について調査し脂肪とガンとの原因と結果を指摘した。
しかし、逆から見ればこれらの情報は脂肪を排除しさえすれば危険はなくなるという証明でもあるのだ。だからもしも食事で摂った脂肪が吸収されずに排除できる方法があれば安心だからだ。
そして、それはあるのだ。しかし、その前に免疫について見ておこう。
私たちは毎日ヴィールス、バクテリア、真菌などから攻撃を受けているのだが免疫システムという名の防衛軍が守ってくれている。
しかし、この防衛軍も度を越えた脂肪を取ればガタガタになってしまう。血中の過多の脂肪分も免疫を駄目にする。リンパ球やリンパ節などだ。また血中の多過ぎる脂肪は免疫システムに酸素を運ぶ赤血球をも傷つけるのだ。血中の脂肪濃度が低いほど免疫キラー細胞が元気になることもわかっている。しかし、現実には40才を過ぎた人達の方が脂肪に無頓着になって天ぷらやハンバーガーやショートケーキを平気で食べ病気になっているようだ。
また、何と足、腰、肩の関節炎の多いことか。そして、それが過多の脂肪によることを知らない。関節炎と言ってもいろんなタイプがある。リュウマチ型、痛風型、そして最も多いケースが変形性関節炎という軟骨の変形を伴うタイプだ。これは痛いからいろんな痛み止め薬が処方されるが、完治した例は殆ど聞かない。痩せることだ。肥満と関節炎は同伴者みたいなものだ。明らかな肥満が5年続けば間違いなく関節炎になるという研究もあるくらいだ。
メタボリック症候群の中でもここで改めて糖尿病について考えておかなければならないだろう。何故ならこんな厄介な病気はないからだ。日本の最新のニュースでは成人男性の約2割が糖尿病か、もうすぐ糖尿病という状態だという。 私個人はすぐこの種のニュースに疑いを抱く。この種のニュースには“毎年健康診断を受けなければいけませんよ。”などというある種の患者という名の顧客獲得作戦の疑いを抱くからだ。健康の第一は行政のいうことを鵜呑みにしない事だが、糖尿病と診断される前に自分で脱脂肪作戦を実行しなければならない。
講釈師のようにインシュリンがどうの、膵臓のランゲルハンス細胞がどうの、というつもりはない。ずぐに脱脂肪作戦と共にヘルスメーターという名の体重計を毎日、朝、晩2回使って計ることだ。
体重計こそは最大の武器だ。そして過重な体重はメタボリック症候群の呼び水どころか万病の元なのだ。
「脂肪を吸収させず痩せる方法」
私は約20年キトサンと係わってきた。キトサンの本を捜しても日本もアメリカも大体は片手落ちの解説書ばかりが売られている。
だから要点部分を申し上げて信ずる人だけが実行したらよいのだと思う。まず、キトサンは陽電子(+電子)を帯電している。脂肪酸や胆汁(これがコレステロールに変るもとになる)も共にネガティブの陰電子(-電子)を帯びているからキトサンに直ちにくっつく(吸着する)と塊りになって腸から排泄されて行く。このように無数の研究はキトサンが油を吸収させないと証明しているのだ。
● キトサンは脂肪を吸着して腸へ運び排泄する。
● キトサンは血中の脂肪濃度を薄め心臓病や癌の危険から守る。
● キトサンはHDL(良いコレステロール)を増やす。
● キトサンは心臓病、心臓発作などから守る。
● キトサンは尿酸値を正して痛風や肝臓結石を予防する。
● キトサンは化膿を止め骨折の治癒を速める。
● キトサンは抗酸化物質として働く。
● キトサンは歯垢や虫歯を防ぐ。
キトサン1gを食事の30分前から1時間前にとる。そうすれば3gから6gの脂肪を吸着して排泄してくれる。これを実例で考えれば今マクドナルドのイングリッシュマフィンW/バターを食べるとするとマフィンW/バターには5.3g脂肪があり、食前に1gのキトサンをとっておけば、実際の5.3g脂肪摂取は0.3gで済む。即ち5gの脂肪は排泄されるので45カロリーですんだということになるわけだ。他の食品で考えればよくわかる。ジャックインザボックスのジャンボバーガーは25.6gも油がある。1個のアップルパイで約20g、チョコレートチーズケーキで32g、こうして見れば、毎朝公園で見かけるジョギングの女性がなかなか痩せないのも当然だ。キトサンを取っていないのだから油は排泄されていないのだ。
私のキトサン製品はM-10-8キトサン・コンプレックスという名の世界一級品。ノルウェーの国家企業の製品で純度No.1の原料である。しかし、ガンやいろいろな免疫疾患のための補助食品であるから、ただ痩せるための目的では作られていない。ただキトサンの摂取はどんな場合でも毎食前30分から1時間、コップ1杯の清水と共にとることに変りはない。メタボリック・シンドローム予防と改善に役立ててもらいたいと思う。