もう10年にもなろうか。正確なことは憶えていない。
北朝鮮人妻となって昭和30年ごろに北朝鮮に渡った多数の日本人妻が、日本政府のお金で日本に一時帰国が実現した。
多くの場合は親も亡くなっておりお墓参りをしたり兄弟姉妹が温かくもてなしてテレビや電化製品を手土産に北朝鮮に帰って行った。
送り出した親戚兄弟は彼等にできる精一杯のもてなしをしたのであったが、北朝鮮に帰った日本人妻たちは異口同音にこういった。
「日本は金、金、金、すべてが金の国だった。二度とあんな国には行きたくない」と。
私もハワイに来て早や20年近く、米本土やヨーロッパでの仕事で駆け巡っていたことをすべて通算すれば、実は余りに日本という国をみてなかったといえるかも知れないと思い至る。長い間、日本を看過していたのだ。
しかし、一億の日本人が気が狂ったようなバブル経済とその崩壊があったり、神戸大震災があって阪神地区が焦土と化したこともあった
現に今こうして私はこの原稿をセミナーのために訪れた兵庫県の芦屋市のホテルで机に向かって書いている。
私はこの芦屋市に長く住んでいたが私が棲んだマンションは跡形もなく潰れてなくなった。
街並みは10年経って復興したというけれど住人の大半は居なくなり、家も変り表札も変り道幅も広くなり他所へ来たような錯覚にとらわれる。もう、往時の芦屋ではなくなった。
何か小ざかしい、薄っぺらな.そしてやたらと小奇麗なブテイックやモールが建ち並ぶ。驚くのは何と素敵な、豪華な邸宅かと思う街並みが出現したことだ。
土地と面積はお国柄どうしても狭くなりがちだが家々の立派さはビバリーヒルスやハワイのカハラ地区だって大きな面(ツラ)はできない華麗さである。
問題はあの国中が大騒ぎして毎日何千人もの善意のボランテイアの人達が奉仕に汗を流したのは何の意味があったのか、ということだ。
全国から駆けつけた若いボランテイアの人たちはこのビバリーヒルスを見て一体どう思うのだろうか。
寒風の中で昼夜を分かたずただ働きさせられたんだと思うに違いない。
そして今度は新潟中越地震だ。NHKなど朝から晩までこのニュースでウンザリだ。被災者の皆さんに叱られるのは百も承知。本当にお気の毒だが、インドネシヤ沖の大地震が起きて15万人もの犠牲者が報道されるに及んで昨日までの新潟は嘘のようにトーンダウンした。
そして昨日、今日はオレオレ詐欺と殺人事件。NHK会長のクビ事件。
報道と政治で朝日新聞とNHK。IT企業のプロ野球買収とラジオ局株の買占め、こんな事件が次々と流される一方で、電波は洪水か地震のように毎日毎日いろいろな商品の通信販売とヤラセ広告。かと思えば米国産牛肉が輸入されないため牛丼が食えないと言ってはテレビが報道する始末だ。
狂牛病といっても牛の病気だろうぐらいにしか思っていないのだろうか。
この冬は暖冬になると頼まれもしないのに出された長期予想で小売企業は利益激減。そうしたら実際は寒いの何の。そしてマスコミの好きな新潟地方は大雪だ。気象庁も民営化する方が良い。
税金のむだ使いだ。日本は3年後に国の借金が1千兆円になる。これで潰れるんだといってもベンツやBMWがウヨウヨ走り廻ってる。ドンドン豪華マンションが建つ。テレビのヤラセ司会者がコーキューテン(CoQ 10)がいいよと言えば買いに走る人が買い尽くす。大した意味も知らずに買いに走る。
ブルーベリーが眼に良いと言えばジャムであろうが、ジュースであろうが構わない。
気象庁がまた一つ余計な予報を発表した。「今年は例年の30倍も花粉が飛ぶ」んだ、と。
今日、薬局やスーパーに行ってごらんなさいよ。花粉を吸わないマスクから始まって“花粉グッズ”が店頭に山積みされ、薬漬けにしてやろうという薬メーカーが手ぐすね引いて待ち構えている。一方では花粉症の特効薬なんかないからヨーガで症状を緩和しようと朝日新聞。
次には、患者が激増している大腸ガンについて公開講座。その講座のテーマがおかしい。「大腸ガン死亡ゼロをめざして、、、、検診で早期発見へ」というのである。
検診したって治らない。治す方法を教えるのならゼロも目指せるろうが、ガン撲滅10ヵ年計画を2回練り返して、西暦2千年までにはガンを撲滅すると言っていた中曽根内閣から早や25年が過ぎて、今更「患者数が激増している大腸癌」とは情けない。
ガン撲滅という美名に惑わされて何千億円もの税金が使われた。
すべては金、金、金。金欲しさに尤もらしいプロジェクトを立ち上げては税金を使い込んでゆくのである。
花粉症。こんなものは昔はなかった。昔は今日の何倍も杉の木があったが、花粉症などという怪しげな病名は聞かなかった。
花粉症が嫌なら排気ガスを減らし、窒素酸化物を抑制するしかない。
この排ガスが花粉にくっついて強力な酸化物質となって私達を襲うのだ。
アメリカにはネトルとかクワセチンという花粉症のためのハーブがあり、一発で症状を消す有難いものが誰にでも手に入るのだ。
大腸ガンでも同じように、自然食品で、N・アセチルグルコサミンオリゴサッカライドやライソザイムがある。
要は金、金、金の魔術から開放されないと真実は見えてこないのだ。