このスローフーズ運動というのは、紛れもなくファーストフーズの反対語のことです。
既に10年前にイタリーの小さな町ブラ(BRA)から始まりました。 この運動の目的は、古来からの家庭料理として伝わってきた伝統的な食材や、料理を守ることが基本であって単なるグルメとは違います。
日本ではここ数年、イタリーブームが起きてスーパーでもオリーブオイルの輸入品の種類も増え、イタリー産のパスタ、オリーブ漬けなど、イタリー料理の食材がかなりどこのお店にも増えたなと思いました。
日本の料理でも、ゴマや黒酢、黒糖などや地鶏の卵など伝統食材を使ったヒット商品が登場していますし、共通する現象であると思います。
スローフーズ運動の具体的な三つの目標とは:
① 消え行く恐れのある伝統的な食材や料理、質の良い食品を守ること。
② 質の良い素材を提供する小生産者を守ること。
③ 子供達を含め、消費者に本当の味覚という「味の教育」を広めること。
何と素晴らしい運動だと思いませんか。
「ガン撲滅10ヵ年計画」などと言って、何千億円もの税金のムダ遣いをするよりも、こちらの方が立派な撲滅運動に役立つ内容だと思います。
ちょうど2001年にイタリー旅行をした時、何回も、味わったこともない美味しいラザニアなどが片田舎の小さなインで簡単にメニューに登場しアメリカからの我々旅行者を喜ばせてくれたものでした。
まさに、三つの指針にぴったりする内容だったことを思い出します。
日本でもすぐこの運動のものまねが始まっているらしいのですが、イタリアの田舎からでたこの運動をコピーせずに家族が揃ってゆっくり食事を愉しむといった本来の日本の良さを見直す運動を広げるべきでしょう。