癌撲滅 癌大国日本「2001年、ガン大国日本の出発」(2001年1月)

01/01/2001
by Elders International

昨年末の朝日新聞のコラム「21世紀序奏」によれば、日本は世界一の長寿国であるけれども、日本の100才以上の数は1万1千人、アメリカは5万3千人。 寝たきり老人は 日本には約110万人、アメリカ は、その 5分の1 つまり20万人弱 。
いつからこんな差がついたのか、驚くべき事に日本では100才以上の人の約60%が寝たきりか、それに近い介護の必要な老人に対し、アメリカの100才以上は逆に
60%以上がまったく一人で生活できるピンピン元気な老人である。
その数は2030年には32万人、2050年には85万人にも達するとか。
ついに21世紀に入った。

昨年暮、クリスマスの前夜に次のような健康相談があった。

平成6年1月に早期ガンとの診断を受け、胃を全摘。
平成11年11月に膵臓、胆のう、胆管、十二指腸を摘出。
平成12年12月に膵臓の奥に2.5cm位のガンがあるのではないかと診断され、余命2年といわれた。
更に、私の家内も後頭部に大動脈瘤があるとのこと。
どうしたらよいでしょうか。 貴社会員のH氏から紹介を受けたK・Sです。現在13才の末娘のMの病名は急性リンパ性白血病B型です。
入院診療概要と血液検査の結果を送付させていただきます。何卒ご配慮の程宜しくお願いいたします。


会員Kさんの紹介でFAXします。
12月4日の検査でCA19-9の検査は3,857(正常値37U以下)でした。
TPA検査は474(正常値125U以下)で、12月14日にはCA19-9が5840になってしまいました。
19日に3回目の肺の水を抜いた後はきれいだと言って貰いました。
毎日のお風呂も悪かったのでしょうか。夜のおかず作りを手伝ったり、毎日ごそごそと家事をしたのも身体に悪かったのだろうかと一人で悩んでいます。これからどうしていけばよいのでしょうか。
クリスマスがやってきて街路に溢れる光の樹々。
神様の子が生まれたからとサンタクロースの帽子をかぶり、プレゼントを買い、教会に集ってお祝いの歌を唱う人々の中の一体何人が今こうして生死のギリギリの境で苦しみもがいている人を知っているだろうか。
1984年、日本政府は「対ガン10ヵ年総合戦略」を策定し、2000年までのガン撲滅のための「ガン対策専門家会識」を設立し、議長には国立ガンセンター、総長が任命された。
国立ガンセンター、九大、東大への研究費をつぎこみ、1993年までの10年間にガン撲滅どころかかえってガンはますます増大し、議長だった国立ガンセンター総長もガンで死んだ。
そして、国民の税金が1000億円以上も浪費されたのだった。

そもそも国立ガンセンター総長は初代総長から11代目にあたるこの総長まで全員がガンで死んでいる。失礼な言い方になるが自分のガンも治せないでどうして国民のガンが治せるのか不思議である。因みに、12代目の総長は任期半ばで退職した。
更に参考までに付け加えれば、日本政府は懲りずに「第二次対ガン戦略」を展開中であり、湯水の如く税金が使われている。この金はガン撲滅という大義名分のもとに、産・官・業の3者癒義構造の中で消えて行くのだ。
私ごとき市井の研究者にも、クリスマスに前後してかくも無残なガン患者からのFAXが入ってくるのだ。
2001年から何と恐ろしいことに、いよいよ日本はガン大国へ向けて出発する。

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