この世は橋である。渡って行きなさい。 しかし、そこに家を建ててはならない
私は30年間、会員制を敷いて、私自身の病気と治療の体験から指導を受けて研究、開発した製品を中心に希望者には会員になっていただいて効果や効能をよく勉強して貰い仕事をしてきた。日本で始まってから30年である。一つ一つの製品の研究と開発はアメリカ栄養大学(ACON)のゲリー・マーチン博士の指導をいただいていた。原料から製品化までのみならず、ようやく製品となってから日本への輸入がまた至難を極めた。日本の諸手続を研究し、熟知した上で、その上ですらまともに通関されたことは一度もなかった。どんな研究を重ねた製品に対しても必ずと言っていい程ケチが付いた。「廃棄するか、アメリカへ戻せ」というのが厚生省の役人の結論であった。だから私のいささか飛躍した結論のように見えるが、石原慎太郎ではないが外国との対外交渉を任務とする日本の役所は外務省のみならず、厚生省こそが「日本を潰す」だろう、というのが私が移住した理由である。この役人がはびこる限り日本の未来はないと断言できる。私が日本の厚生省の輸入許可を取るために一体何人の政治家に依頼したか。橋本龍太郎を始め、鳩山邦夫、枚挙にいとまがない。しかも、「ダメ」だと言っていた役所がこうした政治家の秘書の電話一本ですぐ「O.K.」に変るのである。これが政治家と役人のやっていることであり、この代価を給料で支払っているのが国民なのである。
30年経った日本のメンバーから今年も、ひな人形のカードが届いた。 「お元気のことと思います。昨年は東京でお久しぶりにお会いでき本当にうれしい時間でした。また、ぜひお会い致したいと思っています。 あの頃に想いを寄せるとなつかしいですが、みんなが重ねてきたように。私も今年で77才。美容師になり60年。美容室をオープンして53年になりました。まだ元気で働けるのは、続けているサプリメントのおかげ、先生のおかげです。 今年も楽しい3月3日(おひなさま)です。」 (福岡県在住・S.U.女性・美容室経営)
一方、お金持ちだからと、お金で済む話ならと高価な治療も一向に厭わないという人がやってくる。しかし、ガンが治るという手段はどこにもない。 ただ、世の話とは別にイエスは修行のため遠くインドやアジアを巡り歩いたとされ、特にインドには「この世は橋である。渡って行きなさい。しかし、そこに家を建ててはならない。」ということばが古い城壁に残っているという。彼岸へと渡るただ一本の道に立派な家を建ててみても空しいのである。