操作された世論にただ盲従する日本人
前月にも『広島原爆から何も学ばなかった日本人』というタイトルで書いたが、テレビもラジオも、新聞も雑誌も毎日毎日、東日本大震災のニュースばかりだ。今や、『福島第一原発』は立派なFukushima-Daiichiという英語になって世界中に流されている。明けても暮れても福島だ。しかし、遠い地球の裏側では世界大戦争を引き起こして一挙に景気を立て直そうと企んでいる勢力がうごめいている。危ないのはリビアだけれど、われわれは対岸の火事だと思って興味も感心もない。また、リビアのカダフィ大佐という実質的な国家元首はサングラスをかけ、大仰なヒゲを生やした人相で、見るからに暴力団の親分という風貌だから随分と損な役回りを演じているナと思って見ている。 しかし、この“親分”は国民の絶大な信望があるらしく、彼のために戦うリビア人が続々と増えてきてイギリス、フランスなどのNATO軍が束になって攻撃してもビクともしないのである。世界のマスコミはこうした真実を報道しない。
かつての大本営発表のニュースのようだ。カダフィの人相の悪さが災いしているのかも知れないが、一つはっきり言えることは国連が何の役割も果たしていないことだ。だから先進国はナメ切っている。かつてアメリカは国連の決議を待たずに勝手に、一方的にイラクを空爆し、進攻したように『イラク・フセインは核兵器をもっている』と決めて襲いかかったのである。核兵器など何一つ発見できなかったが、輸送機2機分のフセインの金塊を強奪したといわれる。それはどうしても国連決議がなされて各国の兵隊がやって来てからでは遅すぎるからだろう。フセイン親子も殺された今となっては死人に口なしだ。そして、100万人ともいわれるイラク人の犠牲者を生んだのだった。
カダフィのリビアでも似たことがあった。2億5千6百万ドルという資金を盗んで消えたフランス人がいたというのだ。NATO軍の中心がフランスだというのも頷ける。 イラクといい、リビアといい、どうしてこんなに金持ちなのか。役人ばかりが金持ちで、毎年3万人以上が自殺する日本は、哀れなものだ。市場主義とかいう弱肉強食のせいで、国民窮乏化と低賃金の差別化、失業拡大が進んでいる。毎晩、年増のバアさんを連れて赤坂あたりの料亭をはしごしている総理大臣のいる国なのだ。文句を言う資格はない。世論があの変な人を選んだのだ。気がついてみたら、少し狂っていただけの話ではないか。 信じられないような本当の話だが、外国報道機関は自国の都合上、リビアの実情を報道しない。かつての王権を倒して革命に成功したカダフィは莫大な石油利益を使って、他の先進国が決して真似できないような社会福祉制度を実施している。こんな豊かな福祉国家は見たことがない。 例えば、公営住宅の家賃は無料。電気料金もタダ。ガソリンは無料。自動車は購入費の50%は政府が負担する。但し、家族の人数が3人家族の場合は3台まで。高い高い医療費も無料。学校は高校も大学も無料だ。そして、更に今やカダフィーの決定で『全国民の1人1人に最低生活費(月額75,000円)を永続的に支給する制度』を実施する過程だったのだ。
イギリス、フランスなどEU諸国は、自国へ波及することを恐れ、これだけは絶対阻止しなければ自分たちの国が成り立たなくなるというのが、今回の軍事進攻の基本にあるといえるとインターネットニュースは伝えている。この事実を一体何人の日本人は知らされているだろうか。古代日本から日本は都合の悪い事実には目隠しをするという巨大勢力が国を抑えてきた。私はこれを『仮面文化』と呼んでいる。だから、ありもしない神様が高天原に空から降りてきたといって神楽の仮面をつけて見せないし、真夜中の見えない闇の中で伊勢の神様が引っ越ししたりする。何千年もそんな闇を見せられている間に、闇の方が有難いと思ったりするから不思議だ。しかし為政者も権力者も、例えば福島の原発3号炉でプルトニウム中性子線が放出されているのではないか、と在日の大使館、領事館の米国人、要員600人は日本から脱出せよ、と決定したというのだ。 日本人にはこんな報道は一切ない。隠し続けているのか。しかし、おしゃべり菅は雑談中にうっかり『関東がつぶれるかも』と言ったというのだ。 一説によれば、『プルトニウムというのはスプーン1杯分で2千万人が死ぬ。角砂糖5個分で全日本人が死滅する』という破壊力があるという。福島、福島とバカのひとつ覚えのように騒いでいる間に、世界第三次大戦が始まるかも知れないし、足元ではいよいよ国外避難が緊急な命題になるかも知れない。 『終息に向かっている』などとんでもないのである。